お金の流れを理解し健全な経営を!資産、負債、資本のバランスとは?

2019-01-09


前回までで、経営者のみなさまにとってこの「経営革新計画」という制度は、ハードルの高い制度ではない、ということがお分かりいただけたと思います。しかし、様々な「数字」と向き合うのが苦手だという方も少なくないでしょう。今回は、基本的なお金の流れを理解していただけるよう、「数字」の読み方についてご紹介していきます。

 

 

経営は資産、負債、資本のバランスを取ることと心得ましょう

まず「経営革新計画の承認」を得るための準備として、一番はじめに書き出していただいた「経営者の想い」(経営理念・経営基本方針)を思い出してください。ここであなたの会社が「何を売っていきたいか」というプラン、売り先(マーケット層)がはっきりされていることと思います。

 

そしてそれを売るためと、つくり続けながら売るためにはいくら必要か、ということを考えていきましょう。そしてそのための資金はどこから調達すればよいのでしょうか?調達経路は大きく分けて次の2つです。

 

資金調達の種類

  • 直接金融(資本に計上)

資金を必要とする企業や国などが、銀行などの第三者を介入させずに、社債・株式・公債を発行して、必要な資金を証券市場を通じ直接貸し手から調達すること

  • 間接金融(負債に計上)

企業や政府が必要な資金を、銀行などの金融機関からの借り入れで調達すること

 

金融広報中央委員会サイトより引用

 

経営は資産、負債、資本、この3つのバランスを取ることで成り立っています。まずは、これらのお金の流れをつかんでいきましょう。

 

 

ある程度準備しておきたい資本、適切に行わなければ苦労する借り入れ

バランスシート上のお金の動きが理解できたら、実際に商品が売れはじめたときのことを想像してみましょう。商品を継続的につくり、流通させ続けるために必要な資金が計算できるかと思います。

 

では、資本についてみていきましょう。資金を借り入れに入れるのか、資本に入れるのか?当然資本に入れたいところですね。利益は資本に組み込まれますので、利益が出ない場合はずっと赤字続きになってしまいます。資本はある程度投じた状態で、事業をスタートさせるのが理想です。

 

次は借り入れについてです。資金が尽きてしまわないように適切に行わなければいけない「借り入れ」。金融機関から借り入れを行う場合には、運転資金なのか設備資金なのか、名目をはっきりさせなければいけません。設備資金で借りた場合には、減価償却の部分でマイナス要因が起こりますので、必ず売上が立つ設備に関してのみ借り入れを行うようにしてください。計画通りのものを売るため以外の設備に投資をすることは、承認が下りている以上はできないことになっていますので注意しましょう。

 

 

まとめ

 

複雑なお金の流れを理解していただくのに参考にしていただけたでしょうか?資金の調達経路の種類や違いが分かったら、あとは営業活動に移ります。次回は、営業活動にまつわる数字についてご紹介します。

 

参考書籍:「奇跡の美容室」鈴木 勝裕 著

参考サイト:知るぽると 金融広報中央委員会

 

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