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経営者は変動損益計算書から分かる経営状態に敏感に反応しよう!

資産、負債、資本の関係を理解し、物を作って売るための資金が確保できたら、次は営業活動に移りましょう。営業活動をする上で経営者が毎月確認しなければいけない「損益計算書」。今回は、経営にどのような影響を与えているのかを知ることができる「変動損益計算書」についてご紹介します。あなたの会社の経営状態を知る大きな助けになってくれるでしょう。    

「損益計算書」と「変動損益計算書」の違いとは?

損益計算書について見ていきましょう。
  • 損益計算書 固定費の内訳を細かく把握する
  • 変動損益計算書 限界利益を出すことで変動費の変化を把握する
  経営者が見たほうがいいのは、「変動損益計算書」というものです。変動損益計算書は、通常の「損益計算書」から、売上原価や販売費及び一般管理費などの費用を「変動費」と「固定費」とに分けることで作成することができます。変動損益計算書のいいところは、「限界利益」が見えること。   これが見えることで、会社が今どのような状態にあるのかを把握できるようになります。限界利益率の上昇は会社として儲けが増えたということであり、反対に下降していれば、様々な要因で変動費が増えているということ。変化があれば早急に対応することができるでしょう。  
  • 変動費 売上の増減に比例して変動する費用。(材料費、仕入高、人材派遣やパート等の賃金または外注加工賃、消耗品費、販売手数料など)
  • 固定費 売上が増減しても変動しない費用。(役員報酬、従業員に対する給与、事務所家賃、支払利息、減価償却費など)
  • 限界利益率 限界利益÷売上高
変動損益計算書についてはこちらから  

固定費の変化も経営革新計画のプランに落としこもう!

  売上の増減に影響されないのが固定費だと説明しましたが、これもどこかのタイミングで変わっていく可能性があります。なぜなら売上が上がったのに人件費がずっと同じでよい、ということにはならないからです。   固定費に関しても、「経営革新計画」のプランの中で年度ごとに明確な数値として落とし込んでいく必要があります。組織になったらどうなるか?売上が伸びたら?広告費はどうなっていくのか?変化が予想されるものに関しては、全て検証してプラン化していきましょう。    

まとめ

全体を理解しながら、試行錯誤して作っていくあなたの会社だけの「経営革新計画」。検証を進めていくと、最初に予想していたプランの数字とは違ってくるかもしれません。しかし、それでいいのです。少しずつ、何度もブラッシュアップを繰り返して最終的に実現可能な計画を作り上げていくことができます。経営者には、数字の変化に敏感に対応することが求められているのです。   参考書籍:「奇跡の美容室」鈴木 勝裕 著 参考サイト:井手税理士・総合会計事務所   関連記事: 時代が変わればニーズも変わる!美容業界で生き残るために何が必要? 知られざる中小企業を支援する制度とは?積極活用が事業を盛り上げる 意外にもハードルは低い?『経営革新計画の承認』の申請に必要なこと 計画倒れに終わらないために磨き上げよう!「信念+進化」を文章に! 事業を確実なものにするために!計画の実行と修正が必要な5つのこと 国の承認を得て経営力を上げる!経営革新計画の承認申請までの流れ 経営革新計画の承認後に申請するべき5つの「支援策」の内容とは? 夢を実現させるための2つの要件とは?実現可能な目標で確実に前進! お金の流れを理解し健全な経営を!資産、負債、資本のバランスとは?