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人口減少時代に生き残るには?「人」 を大切にする経営者を目指そう

経営が苦しい中小企業でも、アイデアと国の制度の活用次第で、上手に生き残っていけることをご紹介してきました。近年は、変化の早い時代だと言われていますが、新しい発想や戦略、他業態とのコラボレーションで「外に出て行く」ことが今後求められる時代になってきているということでしょう。今回は、厳しい時代の「戦い方」をどのように考えるのかをご紹介します。    

人口減少から考える経営の未来

  現在の美容室の総数は、約22万3000件。1件あたりが抱えている人口数は、約570人だと言われています。美容室の数は増加傾向にありますが、人口は今後、さらに減少していきます。そして、日本人の平均所得もこの10年間で減少傾向にあります。   これが意味するところは、「来店回数の減少」です。2ヶ月に一度来店されていたお客様が3か月に一度となると、年間6回の利用が4回になり、売上は3割減となります。ますます生き残りが厳しい時代になってくるでしょう。    

生き残る美容室の2つのパターン

これから縮小していくマーケットの中、どのようにして生き残ればいいのでしょうか?方法は大きく2つに分けられます。
  • サービス価格を下げ、メニューを単純化する
わかりやすい例で言えば、1000円カット。低単価高回転のお店を作るためには、管理部門の強化と、組織化しながら拡大して成長することが求められます。
  • 高感度・高品質ブランドを追求したお店づくり
自身のお店のブランディングを行ない、追求していくことで限られたお客様にできるだけたくさんのお金を使っていただくお店づくりです。   前者は全国区に広がりやすく、後者は唯一無二の存在を目指し、お客様を離さない手法です。両極端のようですが、現在の美容室はこの二通りの戦い方をしていると言えるでしょう。    

まとめ

どのような戦い方をしていくにしても、忘れてはならない課題があります。それは「人」への投資。美容は、人が人へ提供するサービスです。その価値やサービスを生み出す人、スタッフのモチベーションや将来性を高めるための投資を忘れてはならないでしょう。   1000円カットでも、ブランド力の高い美容室でも同じこと。いずれはお店を離れて独立したいと将来の希望を持てるように支援することも経営者に求められていることではないでしょうか。   参考書籍:「奇跡の美容室」鈴木 勝裕 著   関連記事: 時代が変わればニーズも変わる!美容業界で生き残るために何が必要? 知られざる中小企業を支援する制度とは?積極活用が事業を盛り上げる 意外にもハードルは低い?『経営革新計画の承認』の申請に必要なこと 計画倒れに終わらないために磨き上げよう!「信念+進化」を文章に! 事業を確実なものにするために!計画の実行と修正が必要な5つのこと 国の承認を得て経営力を上げる!経営革新計画の承認申請までの流れ 経営革新計画の承認後に申請するべき5つの「支援策」の内容とは? 夢を実現させるための2つの要件とは?実現可能な目標で確実に前進! お金の流れを理解し健全な経営を!資産、負債、資本のバランスとは? 経営者は変動損益計算書から分かる経営状態に敏感に反応しよう!