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月次試算を活用するために!貸借対照表と損益計算書の活用ポイント

しっかりとお店の経営ができるためには、通帳管理ではなく、月次試算を作成し管理することが必要なことをお伝えしました。しかし、会計に関わったことがない場合、『月次試算』と聞くだけで難しいと感じてしまうでしょう。今回は、会計初心者が経営において押さえるべきポイントに絞ってお伝えします。

まず押さえるべきは損益計算書と貸借対照表

きちんと経営状況を把握するためには、月次試算を作成することが必要になります。しかし、見なれるまでは何をどう活用したら良いのか、難しく感じるでしょう。 しかし、経営のためには最低限の理解は必要です。 会計用語が難しいと感じる方に、まずは押さえていただきたいのが、『損益計算書と貸借対照表で把握できること。』です。 簡単に説明すると、
  • 損益計算書・・・売上と費用のバランスや、どのくらい利益が出ているのかを把握でき、業績がわかる。
  • 貸借対照表・・・現金や不動産などの資産と借入などの負債状況が把握でき、お店の体力がわかる。
会計関係が苦手という方は、まずは先ほど説明した、損益計算書と貸借対照表から把握できることを覚えてください。

損益計算書と貸借対照表の活用ポイント

損益計算書と貸借対照表の意味がわかったところで、次に大事なことは活用方法です。会計用語の意味を理解したら、経営に活用できるようにポイントをしっかりと押さえましょう。 損益計算書の活用ポイントは、『利益』。
  • 利益がどのように出たのか?
  • 利益が出ていない場合は、原因が何か?
この2つを損益計算書から把握してください。お店の実力や伸ばせる分野を知ることで、さらに利益を残すための対策に活用できます。   次に貸借対照表の活用ポイントは、『資本の割合』 資本の金額は 資本=資産-負債 で計算できます。 活用のポイントである『資本の割合』とは、全財産に対する資本の割合のことで、自己資本率と言います。 この自己資本率が高いほど経営が安定している状態です。目標としては、自己資本率15%以上になるように心がけましょう。 参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年

難しくてもポイントを押さえて活用へ

最初から、損益計算書と貸借対照表の意味を、全て完璧に理解するには時間がかかり挫折してしまいます。 まずは今回お伝えした、損益計算書と貸借対照の簡単な意味を理解してください。そして、経営での活用ポイントである『利益』と『自己資本率の割合』を押さえて月次試算を見るようにしましょう。 はじめは難しいと感じるかもしれませんが、焦らずゆっくり理解してください。 関連記事

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