経営お役立ちPick

経営を安定させるために。借入返済と使えるお金どちらが優先?

念願のお店を持つために多少なりとも、金融機関から借入をした方が多いのではないでしょうか?借入といえば、利息もつきますから早く返済できる計画を立ててしまっているかもしれません。経営を安定させるためには、借入の返済と使えるお金、どちらを優先したらいいのでしょうか?

初心者が陥りがちな返済計画

お店をオープンさせるための借入となると、個人的に借りるときとは違って、借入金も多額です。 また、お金を借りれば、当然利息がつきます。そのため、利息の支払いを少なくするために、なるべく早く返済できるような計画を立ててしまいがちでしょう。 ここで、初心者オーナーが陥りやすいのが、借入金の返済金額が、経営を圧迫してしまうこと。 順調に売上が上がれば、計画どおり返済できるのですが、災害や突発的な出費など、予想できない支払いが起こることも考えられます。 美容室の特徴として、現金がなくなることは経営を続けることに大きな影響を与えるため、場合によっては、倒産ということも避けられないでしょう。 また、会計処理の視点からいえば、元金の返済額は経費に計上されません。つまり、借入金の返済は利益から返済をする意味です。 利益が出ない中での返済は、経営を圧迫するのは当然だと言えるでしょう。

経営安定には使えるお金を残す

では、倒産しないためにも借入金の返済はどのようにしたらいいのでしょうか? まず、経営を安定させるためには、使えるお金があることが大事です。つまり現金を残すことを1番に考えましょう。 現金を残すためには、売上を上げると考えるかもしれません。 しかし、先ほどお伝えしたように、災害や突発的な出費など予想できない支払いが発生することもあるでしょう。 また、たとえ無借金だとしても、使えるお金がなければ潰れることも考えられます。 よって、経営を安定させるためには、借入金の毎月の返済金額は少ない方がいいでしょう。 すでに借入をしてしまっている方は、借り換えの手続きを行うことで、毎月の返済額を少なくする方法もあります。 参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年

安定した経営をするために

借入をした当初は、さまざまな条件で短期の返済計画であったり、借入の返済金額が大きくなってしまったりすることもあるでしょう。 なるべく早く返済したい気持ちもわかりますが、経営ができなくなっては元も子もありません。返済期間が長くなったとしても無理のない返済ができるような計画をしてください。 また、毎月の返済がきちんと行われていることで、将来的な借り換えや追加の借入の相談もしやすくなるでしょう。 安定した経営ができるためにも、「使えるお金があるか」を参考に考えてみてください。 関連記事 経営戦略を素早く実行するためには?毎月の収支管理は月次試算で! 月次試算を活用するために!貸借対照表と損益計算書の活用ポイント 社長なんだから当然?収入と給与の違いを知ってお店の成長を目指そう 適正原価率はどのくらい?美容業ならではの売上と原価率の考え方とは