前回あなたのお店をブランディング①では、「理想のお客様」像を作り上げる事、そしてあなたのお店の価値を明文化する方法についてお伝えしました。
今回は、それをどの様にして伝えていくか、その手段を考えましょう。
メッセージを伝えるルートを考えてみましょう
あなたのお店のペルソナは、一体どんな人物でしょうか?
もし、20代の若い女性だとしたら?
どの様にメッセージを届ける事が一番有効な方法なのか、一つ一つ洗い出してみてください。
ここで決めていくべき項目は、メッセージを届ける為の媒体や時間、方法です。
時間帯による伝達方法の違い
時間 |
朝 |
夜 |
通勤中の時間を利用 |
ルート |
印刷物 |
パソコン |
スマホ/SNS |
形式 |
文字 |
画像 |
動画 |
どの様に伝えていくかを決めたら、価値をさらに高める事ができる様に、言い換えなどを駆使しながらメッセージを強めていきます。
どんなお客様でも来ていただければいいという訳ではありません。
来ていただきたいお客様にメッセージを伝えるのに一番効果が高いとされているのは、既存のお客様からの「紹介」です。
「〇〇で悩んでいる方はいませんか?」と悩みベースで聞いてみてください。
あなたのお店の良い所を知っているお客様であれば、同じ様な悩みを持ったお客様を紹介していただける確率が上がります。
既存のお客様の方も、お友達の悩みを解消できれば喜んでいただけるでしょう。
SNSから自社サイトに来ていただけたら、確実に予約していただきましょう
一昔前ならば通勤時間帯に新聞を縦に折って読んだり、文庫本を読んだりする光景が主流だった様な気がしますが、現在はどうでしょう。
文庫本の様な印刷物を手にしている人はごく少数派で、ほとんどの人はスマホを手にしているのではないでしょうか?
それほど、現在はインターネットで情報収集する事が一般的になっています。
クーポンサイトの様な集客サイトはたくさんありますが、それでは埋れてしまう事にもなりかねませんし、クーポン目当てのお客様に多数来ていただいても、定着率は期待できません。
無料の口コミサイトも多数存在しますので、無料の物は積極的に活用した方が良いでしょう。
何と言っても小規模サロンが注力した方がいいのは、「自社サイト」です。
自社サイトであれば、自由なフォーマットで自分達の発信したいメッセージを思う存分伝える事が出来ます。
お客様にリーチする有効な手段としてSNSを利用し、ゴールを自社サイトに設定しましょう。
もちろん、それぞれのSNSで見せ方は変えてください。
そして自社サイトのトップページで、あなたのお店の価値がしっかり伝わる様な作りにし、必ず予約機能を付ける事が重要です。
トップページの印象で離脱してしまうお客様は多く存在します。
あなたのお店がどんなにいいお店だとしても、伝わった印象でお客様が離れてしまってはもったいないですよね。
魅力的なお店の価値を目一杯トップページに盛り込んで、予約してからページを離れていただく事を目標にしてください。
いかがですか?
誰に、何を、どの様に伝えていくべきなのかがはっきりしてきたと思います。
次回は、あなたのお店の価値をもっと高めるテクニックをご紹介したいと思います。
参考書籍:
脱・職人経営 鈴木 和敏著
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