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小規模サロンでもハサミは置ける!経営に専念して利益を上げるために必要な条件

小規模サロンでも、社長が経営に専念することは可能です。 むしろ事業を大きく拡大したいと考えているのであれば、経営に専念するべきだともいえるのです。 では、どのような条件がそろえば完全にハサミを置くことができるのでしょうか? まずは、目指すべき経営者像を定義するところから始めましょう。   小規模サロン経営者が目指すべきゴール
  • 営業利益と役員報酬で年間2000万円以上
  • 好きなときだけハサミを持つ
  • スタッフが辞めず、求人待ち
以上の条件を満たすべく、経営を考えていきます。   必要なスタッフ数と経営者の状況
スタッフ 経営者の状況
2人 現場の時間を減らすことができるようになる
3人 報酬減で現場から離れられる
4人  完全に現場から離れられる
  経営者が現場にいる場合といない場合の利益の比較
売上 粗利 人件費 販管費 材料・光熱費 利益
3人 300 240 120 30 60 90
脱・経営者 200 160 80 30 40 50
4人 400 320 160 30 80 130
脱・経営者 300 240 120 30 60 90

単位:万円

以上の表をご覧いただければ、最低でも社長を除く3人のスタッフがいれば現場を離れることができ、店舗売上が300万円確保できるということがお分かりになるかと思います。 思い切って経営に専念すれば、もっと利益を増やしていくことができるでしょう。  

経営者がしなければいけない業務は全体の何割を占める?

現場から離れて経営に専念するといっても、ある程度の移行期間は必要でしょう。 その期間は、経営者と美容師、2足のわらじをはかなければいけませんね。 しかし両方の業務を手一杯にやっていたのでは、疲労だけがつのってしまいかねません。 ここで、おもしろい事実をご紹介しましょう。 経済界だけでなく、さまざまな世界で適用することができる法則だといいます。 その名も「パレートの法則」別名「2:8の法則」。 これは全体の2割の優良な顧客からの売り上げが全体の8割を占める、というもの。 つまり経営者の仕事の成果の8割が、たった2割の仕事から成っていることを意味します。 さらにいえば、4%の仕事量でも64%の成果が上げられることになるのです。 経営者がしなければいけないのは、これだけをやれば必ず成果が出るという4%の仕事を見極め、行っていくことなのです。 小規模サロンでも経営に専念できる道筋が見えてきたでしょうか? 次回は、この4%の業務を導き出すためにやらなければいけないことをもう少し具体的に見ていくことにします。   参考書籍:脱・職人経営 鈴木 和敏著