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冠婚葬祭でも休めない!美容室の働き方改革は休みやすさの実現です

家族の病気や冠婚葬祭など、休みたいときは忙しいときに重なりやすいものです。しかし、美容室という職業柄忙しいときほど休めないと、悩んでいる方も多いでしょう。特に、土日については予約なしのお客さまも多いため平日よりも休めないと感じます。スタッフが休みやすく仕事も回るようにするためには、どのような対応が必要なのでしょうか。

休ませてたくてもできない理由

スタッフが希望すれば、休ませたいと考えている店長がほとんどでしょう。しかし、現実的には、休みにくいのが現状です。   どうして休みにくいのでしょうか?   まず、美容室は現金商売です。つまり、お客さまが来店してくださるからこそ、売上も上がります。   そして、人口の減少とともにお客さまの数が減っていくのは避けられません。そのため、スタッフが学んだスキルを実践できる機会も限られているのです。   こういった理由から、特にお客さまが多い土日については休ませたくても休ませられないという、悪循環が続いていると考えられます。   そのため、売上やスタッフのスキル向上のために、休みにくいのはやむを得ないと考えてしまうでしょう。   しかし、休みにくい環境が続くと、どうしても美容の仕事から離れてしまうスタッフが出てきます。せっかく育ったスタッフが辞めてしまえば、新しいスタッフの育成が必要になりますから、お店の経営にも影響してくるでしょう。

指名客獲得が働きやすさのカギ

では、どのようにしたら、スタッフが休みも取れてお店の売上も上がるのでしょうか。   解決策は、スタッフの指名客を増やすことです。   指名客の場合、担当のスタッフに施術をしてもらいたいから予約をします。そのため、スタッフがやむなく休みが必要となれば、調整するお客さまがほとんどでしょう。   これに対して、予約なしのお客さまの場合は、施術の日時の調整ができません。そのため、予約なしのお客さまの売上をメインに考えている場合、いつまでたってもスタッフが休みにくく売上にも影響が出てきます。   スタッフの指名客が増えれば、継続的に来店してくださるお客さまが増えることになりますから、結果的に働きやすい環境が整い、売上もスキルもあげられる環境が実現します。   スタッフが指名客を獲得することは、スタッフのためにもお店のためにも急務といえるでしょう。

休みやすい環境を当たり前に

どうしても、「美容師の仕事だから休めないのが当たり前。」と考えがちです。しかし、スタッフの指名客が増えれば、休みやすくなり売上も上げられます。   また、スタッフの離職率が下がれば教育へのコスト削減にもつながり、店舗拡大への道も早くなるでしょう。   あなたもスタッフも、そしてお客さまも笑顔になるために、休みが取りやすい環境を実現してください。 参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年