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長期雇用の秘訣とは?専門性とやりがいで働きやすい仕組みづくりを!

前回は、美容業界が自社開発商品の開発に取り組むメリットを4つご紹介しました。 コンセプトに合った自社商品を開発することで、お客様に、よりあなたのお店のコンセプトを理解していただき、継続して通っていただくことにつながります。 普段のお客様との対話の中から、積極的にニーズをくみ取るように心がけましょう。 今回は、スタッフの方々に長く働いてもらえる環境を作るためのヒントをご紹介したいと思います。  

個性を認めて伸ばす教育で離職率を下げよう

  美容業界の離職率は、他業界と比較して極めて高い傾向にあります。 入社1年目で約50%、3年目で約80%が離職するとも言われています。 これから少子高齢化が進む一方の日本で、どのようにして若い人材を辞めさせずに育てていくのか、経営者にとって課題となっていることでしょう。 お客様との距離感が近い職場環境は、上司が強引にものごとを進めると関係性が悪くなる傾向にあります。 そのため上司には、スタッフ一人ひとりの個性を認め、長所を伸ばす教育が求められます。 手に職を持つ美容師という職業だからこそ、専門性を高めるチーム作りをして、やりがいを感じる働き方の仕組みづくりが必要なのです。  

経営者の方針は首尾一貫していることがチーム統率の鍵!

専門性を高めるチーム作りに必要な要件は、まず経営者の方針が首尾一貫していることです。 「どこを目指し、何をしていくのか」 という理念を明確に打ち出し、入社当初から意識を浸透させていきます。 スタッフ一人ひとりがお店の理念に賛同し、同じ方向を向いて働いていくことでコンセプトも揺るぎないものになっていくことでしょう。 そして経営者であるあなたは、方針を決して変えてはいけません。 言っていることとやっていることが違う経営者のことを、誰も信頼はしないでしょう。 スタッフの方々は、上司のことを本当によく見ています。 信頼関係をより深いものにしていくためにも、経営者という特別な存在であるあなたには、決して揺らがない存在であり続けることが求められているのです。  

まとめ

経営者がスタッフの方々のために力を尽くしていかなければならないことが2つあります。 ひとつ目は「やりがい」を持ってもらうこと。 ふたつ目は「キャリアパス」をイメージできる会社を作っていくことです。 やりがいについては、美容師という職業柄、得やすい環境にありますが、「この会社に入ったら○年後にこうなっている」という見通しの「キャリアパス」については、教育システムや給与体系がしっかりしていない会社からは想像がつきにくいものです。 教育システムを明確にし、給与体系に連動させることが長期雇用につながっていくのです。 次回は、専門性の高いチームづくりについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。     参考書籍:1年先まで予約が入る奇跡のサロン 石井 孝治 著