新人育成

自己満足の教育に気をつけて!スタッフ育成にはチャンスが必要

美容業は技術職であるため、スタッフがスキルを身につけるための教育は欠かせません。しかし、教育に力を入れすぎて閉店後遅い時間までレッスンに時間を費やしてしまうと、スタッフのスキルが伸び悩むことも出てくるでしょう。時代とともに変化している環境やお客様を踏まえて、自立したスタッフを育てるために必要な教育とは何なのでしょうか?

あなたの教育は大丈夫ですか?

来店してくださるお客様へ提供するスタッフのスキルをあげるためには、スタッフが学びながら実践できる環境が必要です。どんなに忙しくても、スタッフの教育に力を入れている方は多いでしょう。   しかし、ここで振り返って欲しいのが、「スタッフへの教育が自己満足になっていないかどうか?」です。   スタッフはオープン前の準備や仕事で、あなたと同じように日々忙しく働いています。もちろんレッスンは必要ですから、閉店後のレッスンも一生懸命頑張って学んでいるでしょう。   しかし、あなたの想いだけで必要以上に教えすぎたり、レッスンの終了予定時間を過ぎる状況が続けば、スタッフも疲れきってしまいます。   あまりにも忙しくスタッフ自身が考える余裕がなくなると、仕事もレッスンもやっつけ仕事のようになりかねません。   また、考える余裕がないほど忙しいと、自発的に学ぶ意欲が低下したり、指示待ちになったりする傾向も出てきます。

変化している若手スタッフの環境

若者が自発的に学んでいないと感じたとき、どうしても「今どきの若者は」と考えてしまいがちです。しかし、昔と今では大きく状況が変わっていることに気づいているでしょうか?   日本の人口の状況から見ても、美容室へ来てくださるお客さまの年齢層も、数も、大きく変化しています。   お客さまが減っているということは、昔のように急な来店のお客さまは減っています。つまり、若手スタッフが現場を経験する機会が減っているということです。   いくらレッスンを受けて学んだとしても、学んだスキルを実践できる場がなければ、身につけられません。   昔と今で大きく状況は変わっていますが、スタッフの教育は必要です。   しかし、単純に教育すればいいというわけではなく、レッスンの方法や時間帯、そして、どこまで教えるのかなど、教え方や環境設定が必要となっています。 参考書籍:NO LIMIT(鈴木淳也、大河内隆広、西川礼一)『サロン成長戦略会議』株式会社髪書房,2017年

チャンスを与えて育てよう

人はどうしても自分が経験したことや状況で教えてしまうものです。しかし、先ほどお伝えしたとおり、あなたが若い頃と、現在の若手スタッフの環境は大きく異なっています。   そのため、あなたが学んだ方法や経験が通用しないこともあるということです。   つまり、自ら学び行動できるスタッフが育つためには、教育方法や環境設定を見直す必要があります。   時間も手間もかかるかもしれませんが、スタッフに投資することは、より良いお店づくりへの投資と同じことです。   現状に合わせた教育方法を考え、スタッフのスキル向上を目指してみてください。